熱中症の死傷災害発生状況

厚生労働省発表の統計によると、2020年の職場での熱中症による死亡者数は22人と、記録的な猛暑となった2018年(28人)と比べて減少しました。けれども死傷者数は959人で、2019年の829人を上回りました。
※死傷者数(死亡者数と休業4日以上の業務上疾病者数を加えた数)

死亡者数を業種別にみると、建設業が昨年同様最も多いのですが、次いで製造業でも多く発生しており、全体の半分以上がこの2つの業種で発生しています。

2020年の熱中症の発生状況をみると、5月から9月に発生し、月別発生割合をみると2019年に比べて8月の発生割合が高かった。時間帯としては15時台が最も多く、11時、14時台にも多く発生しています。また、屋内作業での熱中症発症もあり、必ずしも屋外作業でのみ発症しているわけではありません。年代別にみると、おおむね40歳代から熱中症の発症率の高まりがみられますが、最も高い65歳以上の発症割合は、最も低い25~29歳の2倍以上となっています。

今年も、新型コロナウィルス感染症の予防のため、職場でのマスクの着用をはじめとする感染防止策が 実施されています。顧客や同僚労働者への感染を防ぐために家庭用マスクを着用する機会も増えていますが、息苦しさを感じるときは、周囲の人との距離を十分にとれる場所など、マスクをはずせる環境で休憩をとりましょう。また、外出機会が減ることで、暑さに身体が慣れていない人も多いことから、職場での熱中症予防を徹底するとともに、万一熱中症の初期症状が現れたら速やかに対策を講じましょう。

≪参考≫ 厚生労働省
「令和2年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000746739.pdf

 

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