熱中症に対する教育や訓練

現場責任者や職長だけでなく、作業者に対しても、熱中症の症状・予防方法、救急措置、災害事例などの労働衛生教育を行うことが重要です。

熱中症が発生するしくみや、緊急時の対応を知っておくことは、作業員の命を守ることにつながります。

また、体調不良を申告しやすい環境や、気軽に相談できる雰囲気をつくっておくこと、日頃から救急措置の訓練を行っておくことも大切なことです。

熱中症の事例

【事例1】
(50代男性/7月上旬に発生)早めの昼食を摂った後の午前11時から暑熱職場で作業を開始。2人の作業者で交替で麦茶を摂りながら作業していた。作業で大量の汗をかいていた午後3時に右手と両足が筋けいれんを起こし、動けなくなって医療機関を受診した。以前から糖尿病を指摘されていたが未受診であり治療は受けていなかった。

【事例2】
(20代男性・7月中旬に発生)午前10時前から炎天下で高負荷の作業に従事した。午前11時半ごろに気分不良とふらつきが出現し、医療機関を受診した。休憩はなかったがスポーツドリンクを合計3杯飲んだ。体調不良はなかったが、前日夜に飲酒があり、朝食を摂っていなかった。

【事例3】
(40代男性・8月上旬に発生)午前8時半から炎天下で高負荷の作業に従事した。午前9時半までに大量の発汗があった。午前10時半から10分間ほど炎天下の車中で休憩した。休憩後に再び炎天下で作業を行った。午前11時半にめまいと虚脱感を自覚し、自発的に休憩したところ手足のしびれが出現し動けなくなって医療機関を受診した。朝食は摂っており体調不良はなかったが、前日から睡眠不足であった。

その他の事例は・・・
令和2年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」の「5 2020年の熱中症による死亡災害の事例(P10~14)」をご覧ください。

 

このページをシェアする

講習会をお探しですか?

 

▲ページ先頭へ