【第3章】といしの覆い、保護具①

第1節 といしの覆い・調整片等

1.といしの覆い

といしの覆いは、研削といしが回転中に破壊した際飛散する破片から作業者を守ります。

(直径50mm以上の研削といしは必ず覆いが必要です)

また、作業者が回転中の研削といしに接触して負傷するのを防ぐ役目も持っています。

 

主なカバーの形状:研削盤等構造規格第21条の規定による(抜粋)

(開口部はなるべく小さい方がよい。図は最大標準寸法です。)



(1)といしの覆いの厚さ

・覆いの厚さは、主として強度によって決まるものであり、その基準は研削盤等構造規格に定められています。

・覆いの材料には、鋼板を使用することが望ましいとされています。

・研削といしの破損による飛散を弱めるために、覆いの内側に緩衝材を取り付けることも効果があります。

・覆いの防護効果をあげるためには、取付ボルトなど研削盤本体との取付部分が、といし破壊時の衝撃に十分耐え得る強度を持っていることが必要です。

(2)といしの覆いの形状

・覆いには、カバー形状に示すように、機械や作業の種類によって、いろいろな形状のものがあります。回転中の研削といしが破壊した場合、小さな破片が飛散することもあるので、開口部は出来るだけ小さいものを選択します。

・覆いと研削といし外周とのすきまは、3~10mm程度とします。このすきまが大きすぎると、研削といしの破片が飛び出しやすくなります。又、正規のといし径以上の研削といしを間違って取り付ける恐れもあります。
卓上グラインダ等に使用されている覆いについては、研削といしが摩耗してくると、研削といしと覆いとのすきまが大きくなってくるので、これを補正するため覆いを移動させて調整できるようにしたものや、調整片がついているものがあります。特に、前者の場合は、といし中心における露出部開口角が65°以内でなければなりません。




2.調整片(アジャストプレート)

別名、スパークブレーカと言われているもので、2本または4本のボルトで覆いに取り付けられ、研削といしの摩耗に従って、ボルトを緩めて動かし、研削といしとのすきまが調整できるようになっていますので、3~10mm以内になるように調整します。




3.ワークレスト(ツールレスト)

ワークレストは、卓上グラインダなどで、材料を研磨・研削する時、安全に作業をするための設備です。

材料をワークレストにのせて、両手で確実に保持して作業を行ないます。材料を片手で持ったり、よそ見をしながらの作業は危険なので行わないでください。

また、ワークレストを外しての作業は、固定が出来ず危険なため絶対に行わない。確実にワークレストが取り付けられていることを確認してから作業を行ないます。

ワークレストは、といしの摩耗に合わせて常に1~3mmとなるように調整することが大切です。




4.グラインダシールド

グラインダシールドは、卓上グラインダなどで、作業中に発生する研削粉じん等から目を保護するために、といしの前面に設置するものです。

安全ガラスや強化プラスチックの透明な板でできています。

安全に作業ができるように、グラインダシールドを上下に動かすことにより、スイッチが作動するものもあります。

研削粉で傷ついたり曇ったりするため、定期的に取替えることが必要です。

グラインダシールドの例(左:卓上グラインダ、右:ハンドグラインダ)

 

地域・講習・人数に合わせてすぐに予約可能

講習会を予約する

このページをシェアする

講習会をお探しですか?

 

▲ページ先頭へ