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10-1 創意工夫を引き出す方法

(1)創意工夫とは

創意工夫とは、経験・技能・知識を活用して、事故や災害の防止について新しい見方や方法を考え出し、実践につなげていくことです。

また、それによって新しい価値あるものを引き出す創造性を開発し、育成することを含んでいます。

一般に、創造性の開発に必要な要素として、次の3つの能力が挙げられています。

①思考力・・・理論的に筋を追って考える力

②応用力・・・発想を転換する力

③表現力・・・考えを言葉や文章、絵、行動などで伝える力

職長は作業者のこのような能力を高めるための機会を設ける必要があります。

(2)創意工夫を引き出す方法

職長が安全衛生に関して実施すべき職務に、作業者から「安全についての創意工夫を引き出して災害を防止する」という事項があります。創意工夫の考え方は、作業設備の改善提案や作業手順の見直しにつながるようなことであり、作業者から創意工夫を引き出すことは災害の未然防止ばかりでなく、作業者の安全意識の向上とともに創造力を育むことが期待されます。

創意工夫を引き出すために、職長として特に次の3つの事項を心掛けます。


①ふだんから意見・提案などを出しやすい雰囲気づくりをする。

②作業者に、常に問題意識を持って現場を見る習慣を身に着けさせる。併せて問題点の解決方法を作業者自身に考えさせることで、物事を理論的に考えたり創造力を発揮する習慣をつける。ただし、必要なときには適切な助言や励ましを与える配慮が必要である。

③創意工夫により、提案されたアイデアを尊重して、安全対策に活用するようにすることで、作業者がだれでも参加できることを理解させる。そして、どんな小さなアイデアでも喜んで受け入れ、その功績をほめて参加意識を高めるように努める。

作業者から創意工夫を引き出す方法

(3)創意工夫を引き出す基本的心得

作業者から創意工夫を引き出すためには、作業者の創造力を育成していくことが重要です。職長を中心とした創意工夫を奨励する雰囲気作りが大切ですが、具体的には現場で使用している安全日誌や安全衛生パトロール、自主点検票などからの問題点をテーマとした取り組みが実務的かつ効果的です。

作業者各自に問題点について「どうしたら良いか」を考え、対策を提案してもらいます。また、提案内容がどんなに拙くとも決して否定せず、良い案に対しては相応の評価をすることで、やる気を促すことも大切です。

なお、一般的に創造力を育成するためには、6つの能力(問題発見能力・思考力・応用力・空想力・構成力・完成力)を高めることが必要とされており、職長は、これらの能力別に作業者の提案を評価してみるのもよいでしょう。

 

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